テーマ | 教育集会「AI時代の文学教育はどうあるべきか」―「文学」軽視社会のただ中でー 戦後最大の国語改革を前に、これからの文学教育はどうあるべきか、現場の実践者、研究者、若年の教員、ベテランの教員で語り合います。 |
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主催者(学校/団体名) | 京都市福祉ボランティア団体「カキナーレ塾」(代表 深谷純一) |
開催日 | 2019年06月29日(土) |
学校区分 | 小学校 中学校 高等学校 |
教科など | 国語 言語活動 |
開催地(都道府県) | 京都府 |
会場 | 京都府京都市山科区勧修寺東出町75 からしだね館 |
主な内容 (時程・講師など) |
『カキナーレー女子高生は表現する―』(東方出版)でおなじみ、伝説の国語教師、深谷純一がお贈りする、2019年度カキナーレ塾講座第1弾! 教育集会「AI時代の文学教育はどうあるべきか」―「文学」軽視社会のただ中でー は戦後最大の国語改革を前に、これからの文学教育はどうあるべきか、現場の実践者、研究者、若年の教員、ベテランの教員で語り合います。ふるってご参加下さい。 とき 2019年6月29日(土)10:00~17:00 開場 9:30 第1部 10:00~12:00 現役教師からの報告と交流 テーマ 教室の中の文学作品 第2部 13:00~17:00 シンポジウム テーマ AI時代における文学教育はどうあるべきか ※第2部では「走れメロス」を再読して来て下さることを希望します 第2部パネラー(提案者)紹介。(順不同) 〇田中実さん(近代文学研究者/都留文科大学名誉教授)~研究現場から~ 現代とはどんな時代か。田中さんは「今や、AI(人工知能)が、生活の隅々まで浸透する時代に入っているが、その中で文学研究・文学教育研究もまた、明らかに未曽有の局面に立っている」と、発言されておられる。とりわけ、近代文学の「読み」は、従来の「読み」では、全く作品の本質に達することができない(できていない)と主張され、氏独自の「読み」を次々と発表されておられるが、今回は、『走れメロス』を取り上げ、その「語りの構造」を明らかにすることで、文学の可能性をご提示いただく。 〇犬飼龍馬さん(立命館守山中学・高等学校)~教育現場から~ 犬飼さんは新学習指導要領で言われる「主体的・対話的で深い学び」を実現する教具を開発された。今回はその教具、「読み深めカード」のワークショップを実施していただく。「読み深めカード」は「主体的・対話的で深い学び」を実現するための「見方・考え方」を42枚のカードに可視化したものとのこと。氏の授業では、子どもたちがこの「見方・考え方」を用いて予習をし、教室でディスカッションをする。参加者にはこのカードを使った授業をご体験いただき、「読み深めカード」のサンプルをお持ち帰りいただきます。 〇梨木昭平さん(羽衣国際大学)~大学現場から~ 現在、氏は来年度から使用の教科書編集作業をしておられるが、文学作品を採用することに、非常な困難を感じておられる。「山月記」「こころ」などが高2・3年の「文学国語」のみに収録されて、大学入試を意識する高校では扱わないということが現実になるとのこと。その上「現代の国語」からは近代文学が除かれる。このような厳しい文学状況を大学の側から報告していただく。 URL:https://senseiportal.com/events/53105 |
問い合わせ |
犬飼龍馬(立命館守山中学・高等学校) Eメール:ryouba128@gmail.com |