テーマ | [生きる力]をはぐくむ技術・家庭科教育 ~「生活を豊かにしよう」とする生徒の育成をめざして~ |
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主催者(学校/団体名) | |
開催日 | 2005年11月10日(木) ~ 2005年11月11日(金) |
学校区分 | 中学校 |
教科など | |
開催地(都道府県) | 大分県 |
主な内容 (時程・講師など) |
《内容:》★第49回九州地区中学校技術・家庭科教育研究大会 大分大会 【研究主題】[生きる力]をはぐくむ技術・家庭科教育 ~「生活を豊かにしよう」とする生徒の育成をめざして~ 21世紀の現代は、物質的に大変豊かな時代である。さらに、高度に情報化するとともに、日々科学技術が進歩し、新たなものが生まれる時代である。その時代に生まれ育った生徒は、生活の中の不便さに出会うこと自体がまれで、たとえ、不便さを感じたとしても新たに代わりをすぐ手にすることができる。一方、社会的には高度情報化やインターネットの普及に関わる問題や、少子高齢化をむかえ様々な問題を抱えている。また、今まで社会を物質的に豊かにしてきた大量生産、大量消費の考え方から、消費者のニーズが環境や健康、一人ひとりの個性や多様化を重視したものになってきている。 「生きる力」は、「生活の中のあらゆる問題の解決を図る力」でもある。便利な時代に育った生徒は、問題意識が低く、それを解決しようとする気持ちも薄い。急速な科学技術の進歩、情報量の増大、物質的豊かさが問題解決能力を生活の中で十分に生かすことができない主な要因になっていると考える。 そこで、本県技術・家庭科部会は、このように問題意識の希薄な生徒には、問題意識を持たせ、自分では問題を解決できないと思っている生徒には、自分の能力に自信を持たせることで、「生活を豊かにしよう」とする態度を身につけさせることを目標とした。 そのために基礎・基本の知識、技能の定着を確実に図ることが必要不可欠である。次に、生活の中で自らの知識、技能が生かせることを観察や実験、実習によって実感・体験させることで、自らの能力に気づかせることが必要であると考える。これらが自らの知識や技能を高めようとする意欲につながり、さらに物質的、精神的に「生活を豊かにしよう」とする態度に結びつくのではないかと考えた。 生業として生活の中に生きる技能のみならず、「生きがい」として生活の中に生きる技能(趣味など)も、精神的に「生活を豊かにしよう」とする力となるのではないだろうか。 このように、教科の特性として、知識だけではなく、技能を教える教科であるからこそ、将来にわたって生活と密着し、生活の中で生かせる技能を獲得することが「生きる力」に結びつくのではないか、と考え本研究主題を設定した。 【期日】平成17年11月10日(木)・11日(金) 【日程・会場】 ◇10日:分科会(オリエンテーション/公開授業/授業研究/研究発表/指導講評) ・大分大学教育福士科学部附属中学校「情報とものづくり」 ・滝尾中学校 「生活の自立と衣食住」 ・稙田東中学校「情報とコンピュータ」 ・坂ノ市中学校「家族と家庭生活」 ・明野中学校 「選択教科(技術分野)」 ◇11日:大分市 コンパルホール 全体会(研究発表/指導講評) 【大会参加費】参加費:4,000円(資料代含む) 昼食費:1,000円(希望者) 【大会事務局】 ・大分大会運営委員長 〒870-1123 大分市寒田1369-1 大分市立稙田東中学校 板井 秀夫 ・大分大会事務局長 〒870-0925 大分市牧上町14-19 大分市立城東中学校 太田 茂紀 |