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近現代史教育研究会例会

テーマ 今、世界史について、何が論議されているのか?
そして、何を論議すべきなのか?
主催者(学校/団体名) 近現代史教育研究会
開催日 2010年07月10日(土)
学校区分 中学校  高等学校  その他 
教科など 社会・地図 地歴・公民・地図  
開催地(都道府県) 東京都  
会場 東京女学館中学高等学校会議室     
東京都渋谷区広尾3-7-16
主な内容
(時程・講師など)
テーマ「今、世界史について、何が論議されているのか?
そして、何を論議すべきなのか?」
日時  7月10日(土) 午後3時~6時
参加費 500円(資料代・郵送費など)

 5月の例会では、茨木氏が世界史教育の開始について報告されました。それから60年、高校社会科は解体・再編され、世界史およびもう1科目の必修という現行の制度となりました。06年秋には「世界史未履修問題」が引き起こされましたが、新学習指導要領では、この問題はなんら解決されていません。この問題以来、世界史教育の在り方について、歴史研究者、歴史教育者から様々な論議がおきています。現行の地理歴史科の科目が、日本学術会議、世界史研究所などを中心に再検討されました。その過程で「地歴基礎」「歴史基礎」などの案が上がっていますが、現場の私たちはどう対処すべきなのでしょうか?
 一方では、受験という箍をはずした時に、そもそも世界史教育とは何を目的とする科目であろうかという歴史教育の原点が問われています。つまり、受験を意識した穴埋めプリント、暗記を中心とした授業に代わり、ものの見方、考え方を育て、歴史的思考力を育てる授業はいかにしたら可能かという問題です。
 今回の報告は、最近のいくつかの研究会で報告された上記の問題に関する報告の趣旨を紹介しつつ、松本、鳥越両名がそれぞれ現在考えている科目案、実践案を紹介し、世界史教育改革の方針についていくつかの論点を提起したいと思っております。また、同時に、参加諸先生の日常の授業実践を語っていただくという例会にしたいと思っております。通例の研究発表という例会と異なりますが、大勢の先生方の参加を期待しております。
<参考文献>
・茨木智志「『社会科世界史』はどのようにして始まったか」
・小川幸司「苦役への道は世界史教師の善意でしきつめられている」
・南塚信吾「大学における世界史教育は可能か」以上『歴史学研究』第859号
・ 「2009年度歴史学研究会大会報告批判」(『歴史学研究』第861号)
本研究会の例会はどなたでも参加自由ですので、はじめての方も遠慮なくおいでください。

 
問い合わせ 大東文化大学第一高校
社会科・木下光弘
東京都板橋区高島平1-9-1
TEL:03-5399-7890
E-Mail:muxia71@hotmail.com
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