愛知県東浦町に初のオープン・スクールとして北部中学校が開校して、今年で50年になります。その2年後には緒川小学校もオープン・スクールとして生まれ変わり、以来「個性化教育」の拠点として実践・研究に取り組んできました。また、このたび本会会長の加藤幸次先生が収集された貴重な教育書が東浦町中央図書館に収蔵され、「オープン教育・個性化教育文庫」が開設されることになりました。 これらを記念して、今年の全国大会の1日目のプログラムを、8月2日に東浦町で対面開催(オンライン配信あり)することとしました。まず、草創期の緒川小について加藤先生にお話いただくと共に、各世代の町内の学校の卒業生に自身が経験した個性化教育について語っていただくことで、個性化教育50年の歩みを振り返ります。さらに、それらが次期学習指導要領にどうつながっていくのか、中教審教育課程部会長の奈須先生による基調講演と、東海地区各校の自由進度学習の実践をもとに考えます。 会場は中央図書館と隣接していますので、是非図書館にも足を運んでいただき「オープン教育・個性化教育文庫」に触れていただければ幸いです。 なお、2日目のプログラム(自由研究発表と分科会)は、1週間後の8月9日に昨年と同様のオンライン開催となります。8月2日も終日オンライン配信をしますが、久々の対面開催です。是非、個性化教育発祥の地、東浦町にお出かけ下さい。 ●日程: 第1日目(8月2日): 9:45~10:00 開会行事 10:00~10:20 基調講演① 加藤幸次(上智大学名誉教授) 「草創期の緒川小学校と私」 10:25~11:25 基調講演② 奈須正裕(上智大学) 「多様性の公正な包摂-個性化教育と次期学習指導要領-」 11:30~12:00 オープン教育・個性化教育文庫の紹介 12:00~13:00 昼食・休憩 13:30~14:30 シンポジウム「卒業生が語る個性化教育」 コーディネータ:久野弘幸(中京大学) シンポジスト:日髙輝夫(東浦町長:緒川小・北部中卒) 戸田晴香(知多市立八幡小学校:卯ノ里小卒) 鈴木繁聡(大同大学:緒川小・北部中卒) 14:45~16:15 実践報告「次期学習指導要領を見据えた自由進度学習の展開」 コーディネータ:佐野亮子(東京学芸大学) 実践報告:東浦町立森岡小学校 名古屋市立山吹小学校 東浦町立北部中学校 17:30~ 懇親会:東浦町勤労福祉会館(大会会場に隣接) ●参加申込と参加費: 参加申込並びに参加費の支払いは、すべてインターネットで行います。 5月13日(火)から7月26日(土)の間に、学会HP https://koseika.com/ からお手続きください。手続き確認後、7月30日(水)までに登録いただいたメールに参加に必要なZoomのリンク、大会要項のダウンロード等の情報をお送りします。 大会参加費は、会員2,000円 非会員3,500円(いずれも、システム利用料220円を含む)です。 大会参加申し込みサイトには、年会費のみの納入窓口も用意しております。
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