HARVEST 10TH SOUTH OSAKA

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テーマ 『英語だけでは留まらない、皆さんあっての学校教育』
-Learner Centered & Cross Curriculum-
主催者(学校/団体名) 関西英語授業研究会 Harvest
開催日 2023年12月09日(土)
学校区分 小 中 高 他
教科など
英語
開催地(都道府県) オンライン  大阪府 
会場 清教学園中学校・高等学校
河内長野市末広町623
主な内容
(時程・講師など)
☆申込はこちらのページよりお願いいたします。
https://s-osaka10.peatix.com/

第10回Harvest南大阪支部@清教学園のお知らせです。また今年も南河内にHarvestがやってきました! クリスマスキャロルの流れるこの時期、当「英語授業研究会」は英語授業研究にとどまらず、英語科以外の教科の先生から学びを深めたいと思います。お隣さんの教科はどのような見方や考え方を、どのように働かせて教育活動に取り組んでいらっしゃるのでしょうか。英語科だけでない、みんなで教育を盛り上げていく道筋を探究してみましょう。

発表者:
山﨑 勇気 清教学園中・高等学校
赤土 尚毅 大阪暁光高等学校

【日時】2023年12月9日(土)14時~17時

【プログラム】時間や内容は変更になる恐れがあります
進行:事務局 石川理絵(大阪暁光高等学校)
14:00 ~ 14:05 開会 
開会挨拶:支部長 松村淳一(大阪府立夕陽丘高等学校)

14:05 ~ 14:45 発表1
山﨑 勇気 清教学園中・高等学校
『試論 暇と退屈の教育学:中高生の探究学習における「テーマの決まらなさ」の検討』
個々の生徒が、興味を持つテーマで、図書館を使って論文を書く、清教学園の探究学習。どんな分野の本も手に入り、好きなように探究(研究)できる1年間が保障される。しかし、自らの興味に基づいて自由に学ぶ生徒がいる一方、約1割近い生徒はテーマが決まらないまま授業を過ごす。
「先生、俺、興味あることがなんもないんすよ」と語る生徒の言葉には、どんな背景があるのか。授業者が長年問題意識を持ってきた、テーマが決まらない生徒の存在を、國分功一郎『暇と退屈の倫理学』(2011,朝日出版社)などを参照し分析する。探究学習は学校教育における「暇」なのではないか。「暇」がカリキュラムとして保障されたとき、退屈する生徒がいるのはなぜか。そのような状態は、現在の教育に「自らの人生を主体的に捉える」機会が欠けていることを示すのではないか。日々の実践を通じて生まれた試論を展開する。

14:45 ~ 15:05 グループディスカッション1
15:05 ~ 15:15 休憩
15:15 ~ 15:55 発表2
赤土 尚毅 大阪暁光高等学校
『数学と生活ことば』
数学に苦手意識を持つ学習者がいるのはなぜだろう。このような疑問を少しでも解消しようと学習指導を行ってきた。
授業では学習者から『数式の意味がわからん』『何すればいいん』といった声が聞こえてくる。そのような意見の原因は計算能力に課題がある他、学習者が新しく学習内容や数式を自身の生活ことばと結びつけて理解していないように感じる。そこで、数学も言語として捉えることや学習上大切な『表現』について留意して指導してみてはどうだろうか。
表現されている数式『数学語』を『日本語』に、ひいては学習者がつかう生活ことばに置き換えることについての効用、さらに学習者が数学を熟達していくよう指導者が心がけるべき3つの表現を紹介する。

15:55 ~ 16:15 グループディスカッション2
16:15 ~ 16:35 質疑応答を含む発表者によるパネルディスカッション
16:35 ~ 16:50 発表者挨拶・事務局連絡および閉会
17:00 ~ リブラリアツアー

・お申し込みにはプライバシーポリシーへの同意が必要です。
☆教員だけでなく、どなたでもご参加できます。
★当日の参加不参加に関わらず、申込者には記録動画が共有されます。
※オンライン参加の皆さんは、当日リアルタイム配信および、ブレイクアウトルームでのグループ討議を予定しております。

【発表者紹介】
山﨑 勇気 清教学園中・高等学校
清教学園中・高等学校 司書教諭
公共図書館司書、学童保育指導員を経て現職。論文指導を中心に探究学習を担当。探究・図書館・情報・言語技術などの教育活動と、子どもの成長とのかかわりに興味があり、各地で実践報告を行う。図書館司書なのに小説はほぼ読まない、ノンフィクション中心の活字中毒。読んだ本の内容はすぐ授業に取り入れる落ち着きの無さで、授業はいつでも改造中。

赤土 尚毅 大阪暁光高等学校
現在、大阪暁光高等学校に勤めて5年目。初任は小学校で5年生の算数・家庭を学習指導した。その後、特別支援学校や中学校で勤めるなかで、算数・数学を学ぶためには、ことばの理解が必要であると気づく。その気づき以降、数学特有の専門用語と生活ことばを使い分けながら学習指導中である。

◎参加費:
会場・オンライン参加500円
関連資料 event_information_11551_1.jpg
問い合わせ 支部長 松村淳一(大阪府立夕陽丘高等学校)
emijotabigmj@gmail.com

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