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2017年3月17日

◎本校舎知らない児童卒業=「ありがとうしかない」―震災6年、宮城の4小学校

 東日本大震災から6年が過ぎ、校舎が被災後に入学し、仮設や間借りの校舎しか知らない宮城県内の小学生が17日、石巻市などで卒業式に臨んだ。内陸に移転している同市立雄勝小では、6年の児童4人がプレハブの「母校」に別れを告げた。
 雄勝小は津波で校舎が被災し、他校を間借りした後、約20キロ離れた仮設校舎に移転。震災前は108人いた全校児童は16人まで減少した。
 卒業式では4人とも涙を流した。石巻市中心部で自宅を再建するため1人だけ別の中学校へ進む森山聖信君(12)は「新しい学校でも雄勝の素晴らしさを伝えたい。たくましい大人になってまた戻ってきたい」と語った。
 雄勝小は来年度から他校と統合。小中併設の新校舎が元あった場所の近くに完成し、新たな雄勝小としてスタートする。森山君以外の卒業生3人はこの併設の中学校へ進む。大槻紗耶さん(12)は「自分が生まれ育った場所だから、これからの3年間をみんなで楽しみたい」と笑顔を見せた。プレハブの母校に「ありがとうしかない」と語り掛け、「無くなるのはやっぱり寂しい」と話した。
 宮城県内では、仮設の雄勝小と石巻市立大川小、他校に間借りしている仙台市立東六郷小の6年生が17日に卒業。間借りの名取市立閖上小も16日に卒業式があった。4校は統合や新校舎の完成で2018年度までに仮校舎が解消する見込み。

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