2024年9月4日 災害時学校支援チームを設置へ=岡山県モデル、25年にも―京都府教委 京都府教育委員会は、能登半島地震を受け、災害時に被災地の学校を支援する教職員チーム結成に向けた取り組みを始めた。2018年の豪雨災害を契機に岡山県教委が設置した「災害時学校支援チーム」をモデルに、能登地震で現地に教員を派遣して行った学校再開支援などの活動を踏まえて検討を進める。2025年度に人材養成講座、チーム結成、支援マニュアル作成などに着手する予定だ。 府教委は能登半島地震で、学校再開の支援や2次避難した中学生の学習指導のため石川県七尾市や白山市に教員を派遣した。こうした被災地支援の実績を踏まえ、支援チーム結成に向け、指導主事や行政職員ら計22人をコアメンバーとして選出。メンバーは、岡山県教委の「災害時学校支援チームおかやま」の養成講座を受講した。今後は人材育成やチーム運営、マニュアル原案の検討などを進め、25年度には養成講座開催と支援チーム結成にこぎつけたい考えだ。 府教委は、支援チームの養成講座を毎年度開催し、一定期間でメンバーが交代しながら活動を継続させていく考え。南海トラフ地震に備えて養成講座の受講者数を増やし、チーム規模を200人程度に増やすことを目指している。