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2024年7月22日

児童生徒の半数以上が「水分不足」=「小まめに飲んで」―新潟大調査

 児童生徒を対象にした体水分調査で、半数以上が「水分量がやや不足気味」だったとする結果を、新潟大などの研究グループがまとめた。水分摂取量が少ない状態が続くと、便秘やぜんそく、尿路結石などになるリスクがあり、グループは「夏の脱水予防はもちろん、暑さが厳しくない季節でも小まめに水を飲むことが重要だ」としている。
 新潟大の天野達郎准教授らが2021年4月と同7月、同大付属新潟小・中学校(新潟市)の児童生徒計349人の尿を調査。水の摂取量が少ないと、尿細管で水分の再吸収が促進されるため尿の浸透圧が上昇することに着目し、尿の浸透圧や成分濃度を調べた。その結果、4月、7月のいずれも平均値が「水分量がやや不足気味」とされる値を超過。値が超過した児童生徒の割合は4月が66%、7月が50%だった。
 尿は水分が少ないほど色が濃くなるため、児童生徒が自分の尿の色とカラーチャートを参照して体水分状態を判断できるかも調べた。しかし、自分の尿データの値に相当する色を選択した割合は3割程度にとどまり、研究グループは「子どもたちが尿の色から体水分不足を判断するのは難しいのではないか」と分析した。

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