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2022年1月14日

脊髄損傷のiPS治療開始=世界初、神経細胞を移植―慶大

 慶応大は14日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った神経のもとになる細胞を脊髄損傷患者に移植する臨床研究を開始したと発表した。世界初の試みで、昨年12月に移植を受けた患者に異常はなく手術は成功した。運動機能が実際に回復したかなどはまだ判断できないという。同大研究チームは「大きな1歩だが、実用化には少なくとも3~5年かかる」と説明している。
 慶大の岡野栄之教授らのチームは、京都大から健康な人のiPS細胞の提供を受け、神経のもとになる細胞に変えた後、約200万個を患者1人の損傷部に注入した。個人特定の恐れがあるとして、患者の性別や年齢などは非公表としている。1年かけてリハビリを進めながら安全性と有効性を検証する。計4人に移植予定で、次の患者の募集は4月以降となる。
 新たに脊髄損傷になる人は年5000人ほどで、慢性期の患者は10万人以上いるとされる。iPS細胞を用いた治療は、目の難病やパーキンソン病、虚血性心筋症でも実施されている。脊髄損傷での臨床研究は2019年2月に厚生労働省専門部会で了承された。

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