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2021年9月21日

ワクチン効果、高齢・喫煙で減=毎日の飲酒も影響―新型コロナ

 全国民の過半数が2回接種を終え、3回目も実施の方向となった新型コロナウイルスワクチン。接種が行動制限緩和の条件になる一方で、高齢者や喫煙者、毎日飲酒する人では効果が低下しやすいとの報告も出ている。ただ、専門家は「高齢者など重症化リスクが高い人こそ接種が重要」と訴えている。
 国立病院機構宇都宮病院(宇都宮市)は、米ファイザー製ワクチンの接種を受けた職員378人について、感染を防ぐ中和抗体の量や強さを示す「抗体価」を分析。2回目接種から3カ月後の中央値をみると、60~70代の男女と50代男性は20代の約半分にとどまった。50代女性も6割程度で、年代が上がるほど抗体価は下がる傾向が出た。
 また、喫煙歴がない人は全体の中央値より約12%高かったのに対し、喫煙歴がある人は約23%、喫煙者は約35%、それぞれ低かった。
 杉山公美弥副院長は「高齢者は免疫細胞の働きが加齢で少しずつ弱まるため、接種により作られた抗体が十分に維持できないのでは」と指摘。「肺には多くの免疫細胞が集まり、全身の免疫と直結する。たばこの煙で肺の免疫細胞がダメージを受け、抗体量が維持できない」と分析する。
 千葉大病院(千葉市)は、ファイザー製を2回接種した職員1774人を調査。抗体価は女性の方が高く、高齢者や毎日飲酒する人、免疫抑制剤の服用者は低かった。特に酒は、飲まない人と比べ週2~3回飲む人は差がないが、毎日飲む人は約2割低かった。
 こうした傾向について、国立感染症研究所の脇田隆字所長は「高齢者や喫煙者などは重症化しやすい。抗体価が上がりにくいとしても、接種を積極的に受けることは大事だ」と強調している。

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