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2020年6月29日

遠藤周作の未発表小説発見=「影に対して」、母めぐる原体験

 長崎市遠藤周作文学館は26日、「海と毒薬」「沈黙」などで知られる作家、遠藤周作(1923~96年)の未発表小説「影に対して」が見つかったと発表した。遠藤の死後、完結した未発表小説が発見されるのは初めてだという。
 同館によると、母親をめぐる原体験を再構成した自伝的な性格のある作品で、遠藤の人生観を知る上で重要な意味を持つという。原稿用紙の裏に鉛筆で記された草稿2枚と秘書の手で清書された原稿104枚で、同館学芸員が2月、遠藤家から寄託された資料約3万点の中から発見。執筆時期は63年3月以降とみられる。
 小説家の夢を諦め、探偵小説の翻訳で生計を立てる男が、幼時に父と離婚した亡母を知る人々を訪ねる物語。音楽と関わり「人生」を生きた母を思いつつ、平凡な「生活」を送る自身を省みる。
 資料は7月1日から同館の開館20周年記念企画展で公開され、作品は同月10日発売の三田文学夏季号に掲載される。

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