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2019年10月9日

◎系外惑星発見と宇宙初期進化=欧米3氏にノーベル物理学賞

 スウェーデン王立科学アカデミーは8日、2019年のノーベル物理学賞を、太陽系外の惑星を初めて発見したスイス・ジュネーブ大のミシェル・マイヨール名誉教授(77)とディディエ・ケロー教授(53)、宇宙初期の進化過程を理論的に解明した米プリンストン大のジェームズ・ピーブルズ名誉教授(84)に授与すると発表した。
 マイヨール、ケロー両氏は1995年、フランス・オートプロバンス天文台の望遠鏡を使い、約50光年離れた恒星を精密に観測。木星のようなガス惑星「ペガスス座51番星b」が公転周期約4日で回っているのを発見したと発表した。
 惑星は小さく暗いため、直接観測は難しい。両氏は惑星が恒星の周りを公転すると、恒星が惑星の重力を受けて周期的にふらつく現象に注目。遠ざかるときと近づくときでは光の波長が変わるドップラー効果を利用し、惑星を突き止めた。
 その後、惑星が恒星の手前を横切るたびに恒星が暗くなる現象も利用され、惑星が多数発見された。岩石質で液体の水がある「第二の地球」を探し、大気観測で生命の存在を証拠付ける物質の発見を目指す研究が進んでいる。
 ピーブルズ氏は宇宙がビッグバンで誕生した後、高温で密度が高い状態から膨張し、冷えて現在に至る過程を理論的に解明。宇宙全体から一様に届く電波「宇宙背景放射」の観測から、宇宙の大半は正体不明の暗黒物質や暗黒エネルギーで占められ、通常の物質はごくわずかしかないことなどの理論予測に貢献した。これらは天文衛星による観測で裏付けられた。 
 授賞式は12月10日にストックホルムで行われる。賞金900万スウェーデンクローナ(約1億円)は半分がピーブルズ氏、残りがマイヨール、ケロー両氏に贈られる。

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