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2018年10月12日

◎関東唯一の「三ない運動」見直し=埼玉県教委

 埼玉県教育委員会は、1981年に定めた指導要項に基づく高校生のバイク「三ない運動」を見直し、県内高校生のバイク免許取得などを認める「高校生の自動二輪車等の交通安全に関する指導要項」をまとめた。旧指導要項は来年3月末に廃止し、同4月から施行する。
 「三ない運動」は高校生によるバイク事故を防止するため、「免許を取らせない」「バイクを買わせない」「乗らせない」を推進する運動。関東1都6県では現在、埼玉県のみが継続している。
 これまで県内高校生のバイク免許取得は、遠距離で他に利用できる交通機関がない場合の通学用など、一定の条件に限って認めていた。しかし、今回の「三ない運動」見直しにより、一定の手続きを済ませればバイク免許が取得できるようになる。バイクによる通学は従来通り、やむを得ない事情がある場合に限る。
 県教委は2016年12月に有識者による検討委員会を設置。18年1月まで9回にわたって議論を重ね、2月に「三ない運動」の廃止や交通安全教育の充実を提言していた。
 「三ない運動」を制定する前年の80年、県内の高校生によるバイクなどによる交通事故死傷者は1557人だったが、16年には68人までに減少した。17年10月時点で、やむを得ないバイク通学のために運転免許を取得した生徒が193人いた一方、学校に無許可でバイクなどの運転免許を取得した生徒は16年10月から1年間で、県教委の把握だけで135人いた。
 検討委は、無許可の免許取得生徒に対し、交通安全教育が実施できていない状況を「憂慮すべき現状」と指摘。「三ない運動」制定から37年が経過し、今回の改正に至った。
 バイク免許取得を希望する生徒は、保護者の同意を得て学校に書面を提出する。学校は運転免許取得者を把握し、交通安全講習の受講を積極的に促す。
 生徒指導課は「生涯にわたって交通事故の当事者とならないよう、学校などにおいて指導を充実させていく」と話している。

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