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2018年10月9日

◎加計氏、首相面会「記録ない」=重ねて否定、虚偽謝罪―獣医学部新設

 学校法人「加計学園」の岡山理科大獣医学部(愛媛県今治市)新設が認可された問題をめぐり、学園の加計孝太郎理事長が7日、今治市で記者会見した。愛媛県文書に記載があった安倍晋三首相との2015年2月25日の面会について「(出張)記録を調べたが、事務局もないということなので、(面会は)ないのでしょう」と重ねて否定した。
 学園側はこれまでも面会を否定し、渡辺良人事務局長が県側に虚偽の情報を伝えていたと釈明していた。
 加計氏は会見で、従来の見解を繰り返し「(渡辺氏が)勇み足をしたというか、事を前に進めるために誤解を招くようなことを(県に)申し上げた。心からおわび申し上げたい」と語った。渡辺氏は「処分中」を理由に会見に同席しなかった。
 首相は17年7月の国会答弁で、新設計画を初めて知ったのは学園が国家戦略特区の事業者に選定された同年1月20日と主張。一方、愛媛県が作成し、今年5月に国会に提出した文書には、首相が15年2月25日に獣医学部新設をめぐって加計氏と会い、「獣医大学の考えはいいね」と発言したと記され、首相答弁とずれが生じていた。
 加計氏の公の場での説明は今年6月の記者会見以来。愛媛県や同県議会が説明責任を果たすよう求めていた。
 ◇通り一遍、疑惑晴れず
 加計氏の会見は約1時間20分に及んだが、質疑は通り一遍に終始し、疑惑を晴らすには至らなかった。
 6月の加計氏の記者会見は約25分で打ち切られ、愛媛県議会が説明責任を果たすよう求める決議を採択。再会見はこれに応える形で行われた。
 愛媛県文書に記された首相との面会について、加計氏は「記録を調べてもらったが(出張・面会記録は)ない」などと説明。「記憶にも記録にもない」と語った前回の会見内容とほとんど変わらなかった。
 15年2月25日にどこで何をしていたかとの角度を変えた質問も出たが、加計氏は「3年前で覚えていない」と返答。首相は同日、東京を離れておらず、首相との面会が困難な場所に加計氏がいた記録の有無を問う趣旨の質問もあったが、明確な回答はなかった。
 終盤に記者側から、改めて会見を開いて詳しく説明するよう求める声が相次いだ。しかし、加計氏と同席した学園関係者は「検討する」などと繰り返すにとどめた。

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