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2018年7月11日

◎倉敷にボランティアセンター=「力になりたい」高校生も―岡山・西日本豪雨

 西日本豪雨で大きな被害を受けた岡山県倉敷市に11日、ボランティアセンターが開設された。スコップなどを手に駆け付けた人たちは受け付けを済ませると、それぞれ現場に向かった。
 運営する市社会福祉協議会は、13日まではボランティアを市内在住者に限定。14日から拡大する予定だったが、初日にボランティアを乗せたバスが渋滞に巻き込まれたことから、今後の受け入れ態勢を改めて検討する。
 センターは同市玉島長尾の中国職業能力開発大学校に設置。受け付けは午前9時に始まり、スコップや長靴を持った市民が長い列をつくった。同協議会によると、被災者からは泥かきや家財道具の搬出などの要請が相次いでいるという。
 倉敷市玉島の30代男性は、広範囲に浸水した真備町地区の惨状を見て、「にわかには信じがたい。人ごとではない」と参加を決意。「目と鼻の先の地域がつらい状況にある。少しでも力になりたい」と話した。
 同級生ら10人と参加する高校2年の武井聖空さん(17)は「小さなことからでも手伝って、助けになれれば」と意気込んだ。
◇首相、岡山視察
 安倍晋三首相は11日午前、豪雨で甚大な被害が出た岡山県を訪れた。被災者や被災自治体関係者の声を直接聞き、支援や復旧に生かす考えだ。
 首相は岡山県入り後、自衛隊の大型ヘリコプターに乗り込み、堤防決壊で地区の4分の1が浸水し多くの犠牲者を出した倉敷市真備町や、土砂崩れが起きた高梁市の現場などを上空から視察。同行した伊原木隆太知事や国土交通省職員らから説明を受けた。
 その後、避難所となっている倉敷市福田町の小学校を訪問。被災者の手を取り、「暑くなるので体に気をつけてください」などと声を掛けた。 
 西日本豪雨災害で首相の現地入りは初めて。今後、広島県などの視察も予定している。
◇不明79人の捜索続く=死者167人、8000人避難
 自衛隊や警察、消防などは11日も、被害の大きかった広島県や岡山県を中心に不明者の捜索を続けた。これまでに死者は12府県で167人、安否不明者は6府県の79人となった。総務省消防庁によると、10日午後5時半現在で8049人が各地の避難所に身を寄せている。
 広島県福山市では11日午前、瀬戸町地頭分のため池に亀裂が見つかった。市は決壊の恐れがあるとして、ため池の下流にある熊野町高下の25世帯に避難指示を出した。10日には同県府中町を流れる榎川の橋に土砂や流木が堆積して氾濫したが、排水などにより越水が止まったため、11日午前、町は周辺地域への避難指示を避難勧告に切り替えた。
 岡山県では広い範囲で浸水が起きた倉敷市真備町地区で11日、新たに2人の死亡が確認された。同地区の死者は48人となった。岡山県の行方不明者32人中、27人を同地区が占める。
 これまでに死亡が確認されたのは、広島県で66人、岡山県で56人、愛媛県で26人。ほかに京都府で4人、山口県と福岡県で各3人など。
 厚生労働省によると、10日午後8時現在で約25万5000戸が断水中。中国電力によると、広島、岡山両県で11日午前10時現在、約800戸が停電している。

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