私は、生徒にとって、学校生活が充実し、満足できるものになるためには、次の3つの視点が大切であると考えています。
① 学校には、何でも話し合える友達がいる。
② 学校には、僕のこと、私のことを理解してくれる教師がいる。
③ 学校では、分からないことが分かるようになり、できないことができるようになる。
この願いを実現する場面はさまざまですが、誰にでも共通しているのは「学級」という存在です。「学級は学校経営の最前線」なのであり、学級担任はその担い手です。だから「学級」は生徒たちの居場所とならなければなりません。
マイナス要素を指摘されている生徒の場合、それを白紙に戻し、全く新しい目で見つめ直していく大胆さも必要です。すると、プラス面も見えてくるものです。
「学級」においてマイナス評価が固定されたままでは、生徒の成長は到底ありえません。“ラベリング”は生徒にも教師にも不幸なことです。問題点を感じたら、それを是正する手立てを考えて行動するのが教師の役割です。
元船橋市立船橋中学校長・元千葉県立衛生短期大学教授 岩﨑永夫
A4判たて,3ページ
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