現代人気小説ではジャンルにかかわらず法廷場面の描写が見られることがありますが、多民族集団から成るアメリカ社会では問題処理の機能を裁判所が背負っているという側面があることを考慮すれば当然のことと思われます。本シリーズ初回で取り上げた元弁護士のJohn Grishamと、地方検事を経験し現在も弁護士稼業を続けているScott Turow(第28回)の二人が法廷スリラーのベストセラー作家としてよく知られています。今回取り上げるLisa Scottolineは、ジョン・グリッシャムやスコット・トゥローと同様に元弁護士の経歴をもち、リーガル・スリラー作家に転向した女流作家です。リザ・スコットラインを「女性グリッシャム」と評する批評家もいるようです。
兵庫県立伊川谷高等学校 大西博人
A4判たて,4ページ
Word
doc/62.0KB
pdf/209.4KB
非会員の方は公開から一年を超えた資料は閲覧出来ません。会員登録をすると、全期間の資料を閲覧できます。