「1時間調理実習シート⑦」(2015年5月)より。1ページ目生徒用,2ページ目教師用。手こね寿司は,三重県志し摩ま地方の沿岸部で伝わる郷土料理です。4 月からとれる初がつおを使い,沖での忙しいかつお漁の最中に食べる食事です。とれたかつおをせん切りにしてしょうゆをつけ,炊きたてのご飯に手で混ぜて食べたのが始まりとされます。あおさ汁に入れる「あおさ」はヒトエグサという海藻で,青のりとも呼ばれます。手こね寿司と同じく,志摩地方で,みそ汁や吸い物代わりによく食べられています。
東京書籍(株) 家庭科編集部