※平成27-30(2015-2018)年度用「新編 新しい算数」に対応。
●本指導計画案の基本的な考え方
(ア)原則として,習熟度に応じた3コース展開
それぞれの習熟の程度に応じて,すべての子供の学力を伸ばすために,原則として習熟度に応じた3コース展開で作成しています。
(イ)習熟度別でも課題や学習事項は同じ
習熟度別編成の場合も,コースにかかわらず学習する教科書の問題は同じです。これは,習熟度,理解度に応じて,「学習事項」を変えるのではなく「学習の深め方」に差をつけるという方針に基づくものです。各コースのねらいを次のように定めています。
★コース【既習事項が十分に身についていないグループ対象】
既習事項を補充しながらスモールステップを踏んで,わかる喜びを味わうようにする。(問題を簡単なものに変えたり,扱う事項を省略したりはしない)
★★コース【既習事項がおおむね身についているグループ対象】
習ったことを使って自分で解決する喜びを味わい,解法の共通点・相違点に気付くようにする。
★★★コース【既習事項が十分身についているグループ対象】
解法の共通点・相違点を明らかにし,よりよい方法に気付いたり,活用したりする喜びを味わうようにし,発展問題にも取り組めるようにする。(安易に難問や練習問題を課さない)
「新しい算数」研究会