学力向上は、大きな教育課題として、どの学校でも様々な形で取り組まれている。学校だけにとどまらず家庭や地域と連携し、より効果的な取り組みが工夫されている。教頭職として勤務した前任校の佐伯市立本匠小学校では、学力向上に係る課題として学習内容の定着、家庭学習の習慣付け等があった。そこで、全国学力テストで毎年成果を示している秋田県の事例を参考にして、全校での自主学習ノートに取り組むことにした。地域のキャラクター「ホタッピィ」にちなみ、「ホタッピィノート」と名付け、平成23年度2学期より取り組みを始めた。本レポートでは、ホタッピィノートの取り組みを始めた経緯や、取り組み
を通しての児童、保護者、教職員の変容を中心に、管理職としての自身の実践について述べる。
大分県佐伯市立直川小学校校長 福田優子