[内容]
古事記上巻に「かれ日子穂穂手見命は高千穂宮に,伍伯捌捨歳坐しましき。御陵は即て其の高千穂の西に在り」という文献にもとづき,彦火火出見尊の御陵といわれています。古事記の中に書かれている話の中に「海幸彦と山幸彦」の話があります。この山幸彦,すなわち「彦火火出見尊」と「豊玉姫(トヨタマヒメ)」が一目惚れした場所が,「みそめが丘」即ち「大川内丘」であると言い伝えれれています。この「みそめが丘」は,高屋山上陵のすぐ南にある小高い丘で,現在は戦没者の慰霊塔などがあります。また,この「みそめ」がなまって「みぞべ」という地名になったともいわれています。
東京書籍(株) 社会編集部