[内容]
1827 年,江戸から帰郷する時に預かった日本地図をシーボルトに渡したことから,「シーボルト事件」に巻きこまれてしまう。
門下生には緒方洪庵(蘭法医),佐野常民(博愛社・後の日本赤十字社を設立),相良知安(東京医科大設立),津田真道(法学博士)などを擁し,戸塚静海・坪井信道とならび江戸蘭学三大家の一人と称されました。
「牛種痘法篇」を翻訳し藩主鍋島直正に種痘の重要性を訴え,玄朴の熱意ある訴えに心打たれた藩主直正が真っ先に息子の直大に種痘を受けさせた,というエピソードは広く知られています。
東京書籍(株) 社会編集部