[内容]
川上音二郎は,博多・中対馬小路36番地(今の博多区古門戸町)に生まれました。
明治10(1877)年,13歳の時に母の死をきっかけに上京しました。警察官,新聞記者を務めた後,自由党壮士(政党に所属し,政冶的な運動をする青年)となり,「自由童子」 と名乗って関西地方を中心に演説会を行いました。身振り手振りを含めた独特のユーモラスな演説に聴衆を引きつけたといわれます。その後,落語家に弟子入りし「自由亭○まる○まる」という名で高座にあがったことをきっかけに「オッペケペ節」を作ります。
東京書籍(株) 社会編集部