教室の窓「中学校社会Vol.12」2008年1月作成
[本文より]
2007年7月29日,第21回参議院議員選挙は,改選数121に対し,与党は47,野党は74の議席を獲得し,総定数は与党105,野党137となった。投票率は58.64%,2004年前回選挙より2%上昇した。2%「も」なのか,「しか」なのか,58.64%は高いのか,低いのか。その基準は何か。そもそも,投票率の高低は,どのようなことを意味するのであろうか。以下,阿部真治教諭の小単元授業「投票率をあげるために」(香川県坂出市立東部中学校,2007年9月20日実施)を紹介する。* 授業のおもな流れは,資料のとおりである。授業者のねらいが,投票率(有権者総数に対する投票者の比率)を高める方法を考え,将来,選挙に行く生徒を育てることであることがうかがえる。
大阪教育大学准教授 峯明秀