[キーワード解説]国際社会の変化と社会科教育
玉川大学講師 峯岸誠
中学校社会-教室の窓Vol.8
東京書籍2006年9月作成
[本文より]
現在の学習指導要領の基になった1996(平成8)年の第15期中央教育審議会答申が示した国際理解教育の視点は,次のとおりである。
(1)広い視野を持ち,異文化を理解するとともに,これを尊重する態度や異なる文化を持った人々と共に生きていく資質や能力の育成を図ること。
(2)国際理解のためにも,日本人として,また,個人としての自己の確立を図ること。
(3)国際社会において,相手の立場を尊重しつつ,自分の考えや意思を表現できる基礎的な力を育成する観点から,外国語能力の基礎や表現力等のコミュニケーション能力の育成を図ること。
実現のための方策としては,以下が示された。
玉川大学講師 峯岸誠