中学校国語-教室の窓
平成18年度教科書特集号
[本文より]
日ごろ意識的に詩を読む機会の少ない子どもたちでも,歌を通して,日常的に歌詞という詩の言葉に接することは多いはず。中島みゆき「永久欠番」は,卓越した言語感覚をもつ歌い手による作品を,詩として採り上げたものです。中島さんの作品には,人間の孤独と個の尊さを大きなスケールで歌ったものが多くありますが,この詩もそうした作品の一つです。深く揺り動かされ,考えさせられる言葉が詰まっています。この詩を読んだ生徒たちが,卒業式で合唱する曲に選んだ学校もあるといいます。
東京書籍(株) 国語編集部