中学校国語-教室の窓
平成18年度教科書特集号
[本文より]
文章を声に出して読む,音読する―。寺子屋時代から続く,この一見古めかしい学習方法に,脳科学の知見からメスを入れたのが,川島隆太「脳のはたらきを目で見てみよう」です。音読によって脳のはたらきが活発になり,記憶力の向上も見られるということが,実験結果をもとに分かりやすく解き明かされています。「音読は脳を活性化することにより,脳の準備運動となる」と川島さんは指摘します。音読のもたらす学習上の効果が,最新の科学研究の成果からも裏づけられることになりました。
東京書籍(株) 国語編集部