[本文より]
3年生では,書写に当てられるのが,国語科の年間時間数の10分の1程度と限られている。しかし,いざ授業が始まると,指導しなければならないことが後から後からあふれ出してくる。「もう少しじっくり書かせてあげたい」,「もっと個別指導に時間をかけたい」という思いを持ったまま授業を終えた経験は少なくない。そこで,国語(書写)の授業時間以外にも,生徒一人ひとりが効率的に書写能力を高められるよう,指導方法の工夫が必要となってくる。
和歌山県印南町立稲原中学校教諭 三原章宏