小・中理科 全国学力・学習状況調査の分析と授業改善「子どもはどこでつまずくのか?8つのポイント」(2013年11月)より。本問題のように,近い距離での層のずれがあるものでは,生徒は「こんなに近い場所では大きなずれはない」と考えてしまい,同じ高さによる層の分け方により誤答となっている場合が多い。例えば,兵庫―大阪間など,ある程度,離れているところでは層の高さにずれがあり,変化していると思っている。このような地層の成り立ちを理解し,先入観にとらわれない,知識を身につける必要がある。
東京書籍(株) 理科編集部