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片田舎に相愛の夫婦が住んでいた。さて,その夫が,御所勤めに家を出て,三年たったけれども帰らない。音信も不通だったのだろう。いや,不可能だったのかも知れない。妻は夫が自分を捨てたものと思った。『伊勢物語』の第二十四段。百二十五段のなかでも最もドラマチックな章段である。
高槻高等学校教諭 能智憲二
A4判たて,2枚
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