2004(平成16)年度版
2年 「半分のふるさと」-書かれている内容を正確により深く理解するために-
[わたしの授業,ここがポイント]
指導直前情報「かけはし」1・2・3月号
7単元[創造]
東京書籍2005年1月発行
[本文より]
本教材は,日本と韓国の両方の国をそれぞれ大切なふるさとと考えている作者が,日本にいた15年間の出来事を書いたものである。また,日本に侵略された不幸な朝鮮の歴史の中で誇りを失わずにしっかりと生き抜いた作者の母の悲しみや怒り,そして,作者が,その母の思いをいかに受け止めてその後の自分の生き方につなげていったかを考えさせることができる教材である。自分の国を奪われ,文化まで踏みにじられた母の心情を生徒に深くとらえさせるためには,当時の時代背景や社会の状況を正しく理解する必要がある。そこで,本校の国語部会では,かつては社会科との合科型授業を試みた。現在では,国語部会で教材研究を行い,それぞれが授業の中で歴史的背景の説明をしている。
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