東研研究報告No.250(特別課題シリーズ32)「科学的な思考力や表現力を高める理科学習の指導と評価の実践事例研究-ルーブリック評価とメタ認知を踏まえた指導-」東京教育研究所2013年4月発行より。本実践では,2単元「身のまわりの物質」と,3単元「身のまわりの現象」において,「粒子」と「エネルギー」の概念が結びつく機会を意図的に設定し,それらを統合することで,自然事象に多角的な視点からアプローチする思考力・判断力を育てるとともに,2つの概念が結びついていく過程を生徒にメタ認知させることにより,思考力・表現力の高まりを実感させ,自律的に学習を進めていく力の向上をめざす。
横浜国立大学教育人間科学部附属鎌倉中学校 教諭 本間洋一郎