I学習材分析(3年)動物のサイズと時間
教養としてのことばを獲得する
(長野県中学校)
指導直前情報「かけはし」6・7月号
東京書籍2004年6月発行
[本文より]筆者・本川達雄氏は,教材のもとになった『ゾウの時間 ネズミの時間』(中公新書,1992.8.25)の中で,「サイズの生物学」の趣旨を次のように述べている。人間の考え方や行動なども,ヒトという生物のサイズを抜きにしては理解できないものである。ヒトがおのれのサイズを知る,これは人間にとって,もっとも基本的な教養であろう。(同書,P7)比喩的な言辞でもあるが,「教養」のことばは重い。もちろん,筆者は,新しい生物学を念頭に「ヒトがおのれのサイズを知る」ことの必要性を説いているのであるが,ことばに関する教養についても,やはり同様の視点と方向が求められるはずである。
HTMLファイル
長野県中学校