指導直前情報「かけはし」2004年6・7月号より。「いちご同盟」の著者・三田誠広さんは,早稲田大学文学部で十年以上「小説創作」の授業を担当され,小説を書きたいと望む学生の指導にあたってこられました。その経験をもとに,三田さんはこれまで何冊か小説創作の手引きとなる本を執筆されています。こうした本からは,著者がどのような意識をもって創作にあたっているかを窺い知ることができ,ひいては小説作品の理解を深める手がかりをうることもできるでしょう。ここではそうした本の一冊として,最新刊である「こころに効く小説の書き方」(光文社)を採り上げます。
東京書籍(株) 国語編集部