全国学力・学習状況調査では,数量関係を問う問題が毎年出題されている。そして,正答率は高いとは言えない。多くの児童が数量関係を式に表現するすることに苦手意識をもっていること,さらには,問題文と式,操作とを結びつける役目をもつ図があっても十分活用されていないということが,いくつかの授業実践で指摘されている。確かに,普段学習で使う紙の教科書に出ている図は「完成された静止画」であり,立式に結びつくイメージをもちづらいのかもしれない。そこで,学習者である児童自身が「式と図と操作とを結びつける過程」を経験することを通して,解決の手続きを学ぶよう指導のあり方を工夫する必要があると考えた。そのツールとして,タブレット端末で操作できるテープ図のデジタルコンテンツを作成し(図1),活用した授業を実践した。
新潟県新潟市立巻北小学校 大関正人
A4判たて,3ページ
一太郎
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