「授業は英語で行うことを基本とする」―こう明記されている高等学校の新学習指導要領が平成25年4月から全面実施となります。未だ検討・審議の段階に入っていないとはいえ,いずれ「授業は英語で行うことを基本とする」という文科省の方針は,中学校,更には小学校における英語教育へも波及することが予想できます。本稿では,この文科省の方針に対して現場の先生方が取り組む上で即座に生かせるヒントをいくつか提示したいと思います。ヒントは,高校に限らず,小・中の教員の方々にも参考になると思います。
熊本県立大学准教授 長嶺寿宣