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[巻頭言]読むことと知ること(文学者の視点から)

  • 国語
  • 指導資料
公開日:2005年04月20日
[巻頭言]読むことと知ること(文学者の視点から)



[本文より]

はるかな昔のことになりましたが,文字を読めるようになったときの喜びを,いまでも思いだすことができます。幸福というのはあのことではないかと思うほどです。自分だけのことではなく,町を歩いても,電車に乗っても,小さな子どもが,看板に書かれた文字から,ひらがなだけを拾い読みしている光景を見かけると,とても嬉しくなります。少し大きくなった子が,大人の前でむずかしい言葉を使ってみせて,得意そうな顔をする場面などに出くわしたりするときも,頬がゆるみます。


小説家 増田みず子

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