中学校国語指導直前情報「かけはし」2004年4・5月号より。中島みゆきさんの歌のなかには,人間の孤独と個の尊さを大きなスケールで歌った作品が多くあります。教科書に掲載されている「永久欠番」もそうした作品の一つといえるでしょう。ここでは,こうした歌をつくる中島さんの側面に触れる一冊として,「中島みゆき最新歌集1987-2003」(朝日文庫)を採り上げます。この本の冒頭には,「言葉と孤独」と題された,中島さんのエッセイが掲載されています。その内容は,中島さんと国語教育との関わりについて述べたもので,とても興味深いものです。
東京書籍(株) 国語編集部