III学習材情報(1年)暴れ川を治める
(「新しい国語」編集部)
中学校国語指導直前情報「かけはし」2004年4・5月号
東京書籍2004年4月発行
[本文より]本文では武田信玄と加藤清正の治水が扱われていますが,ここでは,日本における治水の歴史的変遷について,簡単に述べてみます。
日本の治水事業は,農耕文化が形成される弥生時代にまで遡ることができます。大陸から稲作が伝来し,人々は川に近い台地に集落を形成し,その周辺の低湿地に灌漑施設を造り,水田耕作を行うようになりました。これは,川の水を農業用水として使う利水,水田を川の氾濫から守る治水の始まりでした。
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