2006年1月発行
小学校「学校経営91」(東研情報)
特集:情報化社会の子どもと学校経営
[本文より]
戦国時代に生きた中国地方の名将毛利元就の「三矢の訓」は有名である。三人の子どもを臨終の枕元に呼んで「一本の矢はすぐ折れるが,三本束ねた矢は折ることは難しい。力を合わせて毛利の家を守っていくことが大切だ。」と和を説いた話である。学校現場も教員が連携し,力を合わせてこそ大きな力となる。2007年問題が盛んに話題に上っている。本校もここ数年複数の教員が定年退職し新規採用教員が配属されている。平均年齢も下がり経験の少ない教員の増加による指導力の低下が心配である。指導力低下を補うための一つの方法として,教員のチーム力を生かした指導の仕組みを整えている。
東京都足立区立花畑西小学校長 牛山英一