科学的リテラシーを重点的に調査されたPISA2006においては,科学への興味・関心が低く,観察・実験等を重視した理科の授業を受けていると考える生徒が少ないという結果が出ている。そのため,文部科学省は学習指導要領の改訂を行い,理科の授業時数の増加,観察・実験等を充実する時間の確保,関心や意欲を高めることの取り組みを重視している。本研究を進めるにあたって行った「動物の世界」を扱う事前アンケートにおいて,「動物を飼ったことがある」と答えた生徒は約7割。「動物の死に直面したことがある」と答えた生徒は半数程度であった。こうした背景から,理科の学習において実物に触れ,実体験を通した活動から意欲を高め,身近な生物に興味をもつことで日常生活とのつながりが感じられる授業展開が必要であると考え,本研究を行うこととした。
愛知県中学校教諭 五島正和
A4判たて,4ページ
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