[本文より]
「国語の授業はどんなことを勉強する時間ですか」と子どもたちに聞くと,一斉に手があがり,「文章を読んだり,漢字の勉強をしたりする時間です」という答えが返ってくる。「算数は?」「体育は?」と次々に問うと「○○の勉強する時間です」と自信たっぷりの答えが返ってくる。しかし,「道徳は?」と聞くと,なぜか教室が静かになってしまう。道徳の時間は,心の学習をする時間である。この時間では,友だちのいろいろな考え方や感じ方を聞きながら,自分の考えたことを表現していくことで,心が豊かになる,と考える。また,道徳の時間の楽しさには,次の3つがあると思う。
福島県石川町立石川小学校教諭 水野敬男