今回の調査問題は,平成20年1月の中央教育審議会の答申の中で示された理科の改善の基本方針に対する学習状況をチェックできる内容になっていると感じられる。すなわち,「エネルギー」や「粒子」といった科学の基本的な見方や概念,科学的に調べる能力や態度,観察・実験の結果を整理し考察し表現すること,育成すべき問題解決の能力,実社会・実生活との関連などに関することについて,子どもたちの学習状況を調べる問題が設定されている点が高く評価できる。は平成23-26(2011-2014)年度用「新しい国語」。
淑徳大学国際コミュニケーション学部教授 加藤尚裕