技術・家庭科という一つの教科の中で,今までは違う学習内容に取り組んできた技術科と家庭科が協力して学習を進めることができれば生徒の興味・関心も高まり,生活をよりよくしようとする能力と態度を育てるという教科の目標も達成しやすい。保育実習で使用する子どもたちのおもちゃの製作を「材料と加工に関する技術」で進め,さらに,実習後には「情報に関する技術」で学習した内容をプレゼンテーションソフトを使いまとめさせ,発表させるというものである。新学習指導要領では「言語に関する能力の重視」が提言されているので,この活動を通して,記録,要約,説明,論述といった学習活動を充実させたいと考えている。
佐賀県唐津市立鏡中学校教諭 柴田康彦