教室の窓「小学校・中学校 教育情報」Vol.36 2012年4月号より。●個々の教員の頑張りやエース教員で乗り切る学校運営では,学校の教育活動の組織的改善に至らない。●子どもの変容に結実する教育改善を実現するためには,①子どもに対する教員の誠実な頑張り(自律性)と,②学校教育のつながり,まとまりをつくること(組織性)の2つを実現することを考えねばならない。●この2つの要件を実現するためには,協働による学校の組織化(協働化)の考え方と方策を理解し,実践することが有効である。
鳴門教育大学教授 佐古秀一