この学習は,「食文化」に関する調査活動や体験的な学習活動を通して,世界の様々な国の特色について学んでいく国際理解教育の授業実践である。1単元1サイクルの問題解決的な学習の形態をとっており,課題追求の際にフィールドワーク(今回は長期休業中に実践)を取り入れている。学習過程は,課題設定のため,1給食の食材の自給率及び輸出国を調査し,2外国人講師から食文化についての講話を聞き,3グループで課題を設定する。続いて,課題追求のため,4フィールドワークに出かけ,5調査結果をまとめて発表するという流れである。
遠い世界の国々を,「食文化」という窓を通して身近なものとして捉えさせ,さらに追求しようとする態度を育成することをねらいとしている。
北海道石狩市立石狩小学校 大塚智治