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総合的な学習『ミニ田んぼでお米を育てよう!』

  • 総合的な学習
  • 実践事例
公開日:2000年09月27日
総合的な学習『ミニ田んぼでお米を育てよう!』



本校では今年度,各学年とも各学期に10時間程度の総合的な学習の時間を設定し,その時間と他の教科とを関連づけて総合的な学習の実践的研究を行おうとしている。そこで,本実践は5年生の理科「植物の発芽と成長」と社会科の「わたしたちの食生活と食料生産」の学習と,その総合的な学習の時間とを絡めて1つの大単元(トピック)を設定し,「お米作りの学習」として1学期に取り組んだものである。

本校は,瀬田駅近くの新興住宅地を校区としている。草津市と接する一部の地域にはまだ農地は残されているが,校区のほぼ全域は宅地や商業地である。そのため,米作りの活動を行おうとしても学校の近くに適当な田んぼがなく,田んぼを貸してもらって活動することはできなかった。そこで,バケツを利用して子どもたちが自分のミニ田んぼを作り,そこで稲を栽培することを考えた。ただし,バケツのミニ田んぼでは1~2本の稲の栽培しか行えず,大きな田んぼで田植えや稲刈りをするようなダイナミックな稲作りの体験は行えない。反面,学校の校地内で稲の栽培を行えることで,水の管理や土作り,雑草の除去などを適宜自分の手で行える(行わなくはならない)という利点もあった。

そこで,今年度は後者の利点を取って,稲を栽培する中で生まれるであろう「稲って,どう育てたらいいのか?」「稲を育てるには何をしたらいいのか?」という問いを,地域におられる農家の方に自らかかわらせ解決させていくことで,学びを生み出そうと考えたのである。

滋賀県大津市立瀬田東小学校 田中誠

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