東日本大震災で,飲み水が足りない,温かいものが手に入らない,という現状を知り,いつ自分の身に起こるかもしれない災害に備え,生き延びていくための知恵を伝えることは重要だと考えた。電気・ガス・水道が止まっても,台所にあるものを使い,工夫次第で透明な水と,室内でも取り扱いやすい火をつくることはできる。そして温かいものを食べれば,こころにもからだにも生きるパワーが生まれてくることだろう。防災について考えるきっかけをつくるため,DVDを活用して1時間以内でできる授業を提案する。
都立府中東高校教諭 根本佳子