教室の窓「小学校・中学校 教育情報」Vol.35 2012年1月号より。学校における防災教育は,全教育活動を通して行われる。児童・生徒は,火災,地震や津波など,災害から身を守るための知識や技能を学び,日頃から鍛えている体力を駆使して,避難や救助など実際に役立つ行動様式を体得していく。しかし,防災の知識に長け,強い体力を持っていたとしても,心が育っていなければ子どもたちは動けないのではないか。防災教育において知・徳・体のバランスを考慮し,児童・生徒の心に働きかける場面を設け,防災に対する心の充実を図ることも大切である。
埼玉県公立中学校教頭