中学校では,学級担任のほか,教科担任や部活動顧問など多くの教師が生徒に関わり,指導を行っています。このことは,多面的な視点による生徒理解が可能になるというメリットである反面,共通理解不足により指導・支援の一貫性が図りにくいというデメリットにもなり得ます。そこで,特別な教育的支援を必要とする生徒への指導・支援を進めていくに当たっては,特別支援教育や発達障害に関する理解を基に,生徒に関する情報を教師間でいかに共有していくかが重要となります。そこで,二つの中学校の実践を紹介しながら,効果的な連携の在り方について考えていきます。
鹿児島県総合教育センター